「七人の日本人、ユダヤ人との攻防」 林 千勝 著
読み終わったので、まとめました。
ユダヤ教の教え
全てのユダヤ人がそうというわけではないですが、ユダヤ人にとってユダヤ教というのは根本の考えにあるので、日本に影響のある考えを紹介します。
「申命記」「民数記」
「申命記」「民数記」は旧約聖書の一書、モーセ五書の一書です。
下記紹介部分の日本語訳は、明治以降ありません。しかし本来の旧約聖書には、次のような一節があります。
申命記 第7章 16節
汝らは、主たる神が汝らに与えた諸民族を滅亡させよ。諸民族に同情してはならないし、彼らの神々に仕えてはいけない。それらは汝らに仕掛けられた罠なのだから」
→「ユダヤ民族以外の諸民族を滅亡させよ」ということ。
申命記 第20章 20節 異邦人には利子を課しても良いが、イスラエル人に利子を課してはならない。そうすれば、汝らが得ようとする土地で汝らが獲得する総ての財物に対して、神の祝福が与えられる」
→「ユダヤ人から利子とったらダメ、他民族なら利子とってもいい」
→他民族の男児は殺してもいい(めちゃ怖い・・・)
ロスチャイルド家
ロスチャイルド家とはよく陰謀論などで出てくる。超お金持ちユダヤ人です。どうして、陰謀論などに出てくるのかその理由をいくつか挙げていきます。
マイヤー・ロスチャイルド(1744-1812)→ 彼は初代当主で息子が五人います。ロスチャイルド家のシンボルマークは5本の矢、1本だと弱い矢も5本だと折れません。つまり、兄弟協力しようねということです。ちなみにロスチャイルド家の哲学は「利益を出そうぜ」です。
ライオネル(長男)二代目当主 政治家買収、都合の良い法律制定。
ネイサン(三男)イギリス繊維貿易、シティの銀行、ナポレオン戦争の大陸封鎖を利用し密貿易。
※シティ→ シティオブロンドンはタックスヘイブン(租税回避池)であるため。いかがわしい、ムフフなお金も集まってくる。
日本への影響
ドナルド・トランプ当選
ユダヤの大資本ロスチャイルド系統も表立ってトランプ氏を応援 → トランプちゃん稼がせてね。
- 貿易協定(農産物自由化など)で日本はズタズタ
- 安倍元首相と防衛産業の重要かつ継続的部分の発注を日本製からアメリカ製品の購入に切り替え →日本の防衛産業は大変危機的な状況になりました。
グローバリズム
グローバルな資本主義は、国境、民族、国、歴史、伝統を敵視している。独自の歴史を持つ日本は、彼らにとっては目の上のたんこぶのようなもの。
・国連 → ロスチャイルド、ロックフェラー系がつくった組織。反日組織
・脱炭素→ グローバリズムが掲げているものの1つだが、脱炭素による自然への影響に確たる証拠はありません。つまり、金銭主義による新しい産業を作ろうとしているだけ。
でも…日本の政治は親グローバリズム、反日の国会が国民を代表している。
国会は共産主義陣営の中共とアメリカ対立の真ん中に置かれている。
→ 日本は安保条約を外せない。
→ 防衛費を増やさなければならない。
→ 防衛費のほとんどは、アメリカから兵器を購入。
→ アメリカ潤う✌︎('ω'✌︎ )
ロスチャイルド家の影響はいつから?
A.明治維新から
開国させたのがロスチャイルド家だから
アーロン・パーマー(弁護士兼ロスチャイルド家の代理人)がプラット下院特別委員会委員長に日本開国させるようにお願いする。
→ 1845年2月に議会に決議案提出(日本、朝鮮と通商協定を結ぶこと)
→ ペリーを艦隊の長官として指名(ペリー夫人オーガスト・ベルモントはロスチャイルド家の代理人)
「日本は東洋のイギリスとなるであろう」
「日本はアメリカとの国交を持つことで、(中略)東洋の一等国に変貌できる」
と書かれています。
実際その通りになっている。計画通り!!
ウィリアム・ケズウィックと日本人
彼はロスチャイルド系統のジャーディン・マセソン商会日本支店初代代表です。
有名なグラバーは、ジャーディン・マセソン商会の子分であり、グラバーの使い走りが坂本龍馬です。
ウィリアム・ケズウィック →グラバー →坂本龍馬
の流れで指示がいっていました。
ウィリアム・ケズウィックはロスチャイルド家の規定路線に沿って、日本の若者を留学させます。その典型的な例が「長州ファイブ」です。
「長州ファイブ」→
その他 吉田茂や白洲次郎がケズウィックの影響を受けた日本人と言われています。吉田茂の養父は、ジャーディン・マセソン商会の横浜支店の館長となっています。
開国以来の構造の裏に、国際金融資本ロスチャイルド家が存在しているということは、勝海舟や西郷隆盛もよく知っていたはずです。日本がアメリカあるいはイギリスから近代的兵器を輸入し、軍隊をつくれば、日本は極東でそれなりの地位を築き、独立を保持することができる。「それでいこう」となったのが、勝海舟です。
ロスチャイルド家はアメリカ、イギリスの両方向から日本に働きかけます。
→ 開国時アメリカ側から働きかける。その後南北戦争(1861~65)で働きかけられず。
→ 日英同盟(1902年)を結んでイギリス側から働きかける。
Q.アメリカ大統領は誰のために動いている?
A.アメリカ国民のためではない。大統領はロスチャイルド、ロックフェラー家などグローバルビジネスのために動いている。
アメリカ金融とマスコミ
ロスチャイルド家は大手マスコミを全て牛耳っている(日本のも同様)。アメリカは独立以来ロンドン大資本、ユダヤ大資本から離れようとしているが、現状できていない。マスコミを抑えプロパガンダを展開している。
1880年『ニューヨーク・タイムズ』紙の論説記者ジョン・スウィントンが、NYプレスクラブのパーティーで下記内容の演説をしました。
「アメリカでは、田舎の町村以外に独立した新聞は存在しない。諸君はこの事実を知っている。私もまた知っている。諸君のうちには真面目な議論を発表しようとする者は1人だっておるまい。もし発表しようとしても、諸君はそれが活字にならないことをあらかじめ知っている。私が執筆している新聞に、私が正直な主張を書かずにいることに対して、私は1週間に150ドルもらっている」
つまり、うそを書くことによって、高給をもらっているということ。
「自分の正直な主張のみを書こうとする記者は、失職して路上に他の職を探さなければならない。真実を偽り、威嚇し、財貨の前にひざまずき、報酬のため、すなわち日々のパンのために国を売り、同族を売ることは、ニューヨークの新聞記者の仕事である。われらは楽屋に身を隠している富裕な人々(ロスチャイルド家等)の道具であり、家来である。われらはまた、操り人形にすぎない。背後の人々が糸を操り、われらは踊るのである。われらの時間、われらの天分、われらの生涯、われらの能力、その他すべては他人の財産にすぎない。われらはインテリの売春婦である」
1880年には、すでにアメリカの社会はこうなっていたということ。
ユダヤ勢力の世界での動向
組織形成
19世紀後半から当主となったのがナサニエル。
1920年王立国際問題研究所設立← ナサニエルがイギリスで設立
1921年外交問題評議会(CFR)←アメリカ ロスチャイルド、ロックフェラー
1925年太平洋問題調査会←アメリカ ロックフェラー
各組織が注目したのは帝国主義
- 植民地支配による奴隷状態の民を独立させる。
- 独立を与えるけれども経済的、金融的な支配は続けるという体制をつくる。
- 何十億という奴隷は、大衆消費者や大衆勤労者に姿を変えて、国のない、国境のない、民族のない、伝統のない、従順な地球市民になっていく。
中国での動向
- ロックフェラー財団が中国に宣教師団を派遣する。
- 1921年に医科大学を建設
- 中国でスタンダードオイル(ロックフェラー)が活動
- 1936年 広東で反日運動← 国際金融資本、アメリカ、イギリス、ソ連の扇動
バーナード・バルーク(ロスチャイルドの代理人) は世界恐慌の時、公共事業を増やして仕事を増やすところをフーバー大統領に公共事業を反対し、増税を要求する。← 今の日本に似ている…
理由.
- デフレを継続して国際資本に弱い企業を買収統合しかった。
- その後、第二次世界大戦でインフレを起こし購入した企業を高く売る。
これは現在の日本と同じ構造→ 消費増税、公共事業否定、菅元総理は銀行法改正、非上場、中小企業株を外資に開放すると発言。
それにウクライナ戦争・・・。えっ、世界でインフレ起こってる。これって・・・。
ちなみに反ロスチャイルドのウォレン・ハーディング大統領は国際連盟加入の反対すると食中毒と見せて暗殺されました…。
大東亜戦争と日本
日本ではドイツやオーストリアなどからの難民受け入れのため、1938年ユダヤ難民計画が決定 満州、上海、神戸で保護をします。
→ 極東ユダヤ人会議議長カウフマンは日本人への警戒を解くように伝える
→世界ユダヤ人会議議長スティーブン・ワイズ(ルーズベルト大統領の側近)「ユダヤ・日本間のいかなる行為も非愛国的」と強く主張し、日本に感謝することはなかった。
→大東亜戦争に入る。
1941年の報知新聞は「大統領選挙を覗けばユダヤ財閥の大芝居」という見出しになっていて当時の日本人はみんな知っていてたのに、今は誰も知らない。そうやって歴史は改竄されていきます。
「契約とか国際ルールよりも上に、ロスチャイルド家の意向がある」と故福田赳夫元首相が発言している。
アメリカ国民の大東亜政策への世論
満洲について
- 地理的にも日本に近く、日本の利害がそこにある。
- アメリカは宣教師とスタンダード・オイル以外は支那(中国)とは関係ない。
- そんな所にアメリカが軍事力を行使、干渉、あるいはビジネスをすることはおかしい。
というのが、アメリカの言論界の主流で参戦する気はなかった。
→しかし、「ニューヨークタイムズ」「ワシントンポスト」がプロパガンダで日本を叩くように仕向けました。
日本とアメリカ国民の敵はグローバリズム勢力とその傘下のマスコミだということを日本は知っていました。ですから、アメリカ世論の厭戦を誘発しようとしました。
戦後日本とユダヤ国際資本勢力
天皇家→ 訪米時は必ずロックフェラー家を訪問。
なぜ、そんなこと言ったのか?
A.石油価格の急騰
アメリカの金が外国に流れて、金とドルの交換ができなくなることでドルを自由に増刷できるようにします。
→ 増刷することでドルの価値は下がる。しかし1973年石油価格は4倍に膨れる。
→ 石油はドル決済になるのでドルの価値が維持される。
日本(田中角栄)が翻弄される。
1970年代 日本、アメリカは中共に資金、技術提供→ 工業化、軍事産業化
1973年 ロックフェラー3世が「第2のアメリカ革命」
1980年 ロスチャイルド家が「世界的民営化ビジネスの開始」と称する新自由主義、グローバリズム戦略を実施。
2.サッチャー革命
3.レーガノミックスなど
イギリスでマーガレット・サッチャー(在任1979−1990)がやったこと
狙い
- シティの膨張(ロンドンにあるタックスヘイブン)
- グローバル展開
- 地球規模の金融自由化の要求です。
- 国内産業基盤よりも海外への投資を重視
- 途上国に貸付、IMF(国際通貨機関)の強権で途上国からむしり取る。実際、債務国にフォークランド紛争(フォークランド諸島領有をめぐるアルゼンチンとの紛争)を仕掛けている。
→ 不動産投機の助長、公共インフラの劣化、インフレと不況になる。
日本で中曽根康弘(在任1982-1987)がやったこと。
1989年CIA長官がポストソ連は日本とドイツだと発表。
湾岸戦争においても米英は日独を叩き、日本政府は1兆8000億円を献納
「ジャパン・ハンドラー」
ジャパンハンドラーという日本を管理する人たちがいます。
最近のジャパン・ハンドラーズの要求
- 「防衛費を増やせ」GDP比1%を突破(軍備はアメリカから購入する)←岸田総理の政策で2%超の予定
- 「靖国神社参拝は絶対やめろ」← 岸田総理2022年参拝せず
- 「河野談話見直すな」←岸田総理「見直しは考えていない」2021/12/9衆参両院の本会議代表質問にて
- 「尖閣諸島への公務員常駐施設設置は日米関係に悪影響を及ぼす」など
トランプ氏が大統領だった頃は、少しはおとなしかったのですが・・・。
※日本に軍事品をアメリカ製にするように言ったが、彼は国益のために行なった。
ジャパン・ハンドラーズの手先
中小企業をつぶしまくった4名
総理大臣の背景
- 岸田総理 広島県日中友好協会の会長
- 菅前首相→ デーヴィッド・アトキンソン氏と密接な関係。外資と外国人経営者の倍増数値目標まで立てて計画。
- 安倍晋三元総理→ 日本への外国人株主のシェアが大幅に増加、しかし日本人の実質賃金は下がっている。
外務省のホームページに掲載された安倍元首相の外交問題評議会本部でスピーチ
本来なら、安倍元首相にフォーカスするべきですが、彼の上から見下ろしている肖像画がデイビッド・ロックフェラーです。
現在、国際金融資本(ユダヤ資本)は中共と米国を対立させたいが、習近平が独裁的になりすぎているためよりものわかりの良い人物にかえようとしている。
感想
今回、この本を読んでみてユダヤ勢力との繋がりが江戸時代まで遡るということに驚きました。また、各国の政治を動かし、自分たちのために戦争まで起こせる力があるということに怖さと怒りを感じました。詳細はまとめきれていないと思うので、詳しく知りたい方は一度「七人の日本人、ユダヤ人との攻防」を読んでいただくようお願いします。