人生において、挫折など個人的な危機というものは多々あると思います。
その個人的な危機にどのように対処するのがいいのか「危機と人類」ジャレド・ダイアモンド著に書いてありましたので、まとめました。
危機への対処でベストな結果はその人がより強くなること。
ワーストな結果は
- 昔の方法に頼る
- 新しいが、適さない解決法を行う。
- 自殺する
などでしょう。
ではこうならないため、より強くなるためにはどうすればいいでしょうか。
個人的危機に対処するために不可欠は要因
個人的な危機を脱するためには12個の項目について考える必要があります。これ以上少ない項目しか考慮しないようでは、問題の解決は見込めません。
- 危機の認識 → 認識がない限り人は対処するための行動を起こそうとはしない。
- 自らの責任を認める → 原因を他者や環境に求めてはいけない。変えることができるのは自分だけだ。自分で解決するのだ。
- 個人的問題をはっきりさせろ → 自らを全否定するな。問題に対して機能している点、自分の良い点と改善が必要な箇所の言語化して、必要箇所だけ改善しろ。
- 周囲からの支援を求める → 一人で解決しようとしても深みにハマるだけだ。物質・精神の面でクリニックや友人など誰かに助けを求めろ。
- 他人の問題解決法から学べ → 多くの問題は友人・家族、歴史上の人物が経験し、解決済みだ。彼らに相談したり、歴史の人物の伝記などから彼らの解決法を参考にすることは大いに役に立つ。
- 自我を強く持て → 最終的な意思決定は自ら下せ。他者に流されるな。これは危機の中で恐怖に打ち勝つ力にる。
- 自分を公正に評価しろ → 公正に評価しなければ、機能している点とそうでない点が見分けられない。
- 危機を体験しろ → 過去に危機的状況を経験していると2回目以降は「なんとかなる」と思える。
- 忍耐力を強く持て → 危機を克服しようとする時、はじめは必ず失敗する。対処法はすぐには見つからない。対処法を見つけ出すには試行錯誤が必要だ。途中で諦める人間には対処法は見つからない。もう少し頑張ろう。その気持ちが大切だ。
- 性格の柔軟性 → 頑固な人間は決まった自らの答えを変えられない。つまり対処法は見つからないのだ。物事はうまくいかないことが多いのだ。その都度、柔軟に対応できなければ問題解決は望めない。
- 個人的価値観 → 危機的状況で価値観の見直しができなければ、新たな解決法を見つけることは難しい。
- 個人的制約 → 結婚・子供・仕事など外部の環境、制約によって問題解決が難しくなることはある。
以上12項目が個人的な危機に対処するために必要な項目です。
参考にしてみてはいかがでしょうか。